就業中に転職活動をするときのポイント
これはタイでも日本でも共通することだと思うが、転職をすると決めたら、会社を辞める前に次の就職先を決めておいたほうが良いということである。
今勤めている企業が嫌で嫌でたまらない、社内の上司やお局からパワハラを受けている、胸糞悪いあの野郎を罵倒して啖呵を切って辞められたらどんなにスッとするだろうか、、、こんな風に思うこともあるだろう。
どんなにつらくても悔しくても一度は冷静に踏みとどまるべきである。そして、会社を辞めるという選択をする前に、「会社に居座れないか?」ということも検討してみると良い。仕事面でほとんど成果を上げられなかったとしても、会社に居座って給料がもらえるなら居座った方が得というものだ。その辺りは自分自身の面の皮の厚さというものも考えながら決めるべきである。
そして、いよいよ転職すると決めたらどうやってそれをやっていくか。
外回りの営業職なら転職活動もしやすい
これは営業職に従事している人にとっての最大のメリットだろう。ほかの工場の技術職や事務系の人だったら、勤務時間中においそれと社外に出かけることさえ難しいかもしれない。
筆者の場合、タイローカル企業に勤めていたときに、外回りに行くフリをしながら転職を成功させたことがあった。ただ、このケースはかなり恵まれていたともいえる。営業用の車が与えられていたし、その頃には一応、自己の裁量で動くことを会社から許されていた。会社は営業マンの行動予定などを管理していたが、それ程厳密ではなかった。
管理の厳しい会社になると、営業職であっても自分の判断で動くことが許されないこともある。ドライバー付きの車だったら、自分で運転しないのは楽で良いけれど、行先をいちいち会社に報告しなければならないし、ドライバーにも嘘がばれないように気を遣わねばならない。
補足だが、最近の営業車はGPSが付いていることも多い。それで営業マンのサボりが発覚することもあるから、社外アポを偽装して面接に出かけるにしても、周到な準備は欠かせない。
休みをとって面接を受けるしかない
やはり、現実的なのは会社を休んで面接を受けることである。体調不良を理由に会社を休むのである。何度も欠勤というカードを使っていると、会社からの締め付けが厳しくなるかもしれない。だが、それでも会社のことがストレスになって一刻も早く転職したいなら、会社からどう思われるかよりも転職活動を優先させた方が良いだろう。
可能であれば、就業時間後に面接を設定してもらうということもできるかもしれない。あるいは、これから受けようとしている企業が土曜日の出勤がある会社であれば、土曜日に面接をやってもらうことも可能だろう。
いまバンコク勤務で、これから面接を受ける企業もバンコクにあるようなケースだったら、半日だけ休んで面接を受けること出来るはずだ。これが郊外の工場勤務だと、面接を受けるだけで一日がかりになってしまうので不利になる。
現在の勤務先の情報の取り扱いについて
注意したいのは、人材紹介会社を使って転職活動を進めるときである。誰だって現在勤務している会社の会社名は、これから受ける企業に知られたくないだろう。とくに、数多くエントリーをしていくときに、書類選考で落としてくる企業にも、自分が勤めている企業がどこかというのが知られてしまうわけだ。
このことについては人材紹介会社によって対応が異なる。タイのとあるエージェントからは、エントリーの段階で現在の勤務先を応募する企業に送信するということを告げられた。私はそれを避けたかったので交渉したが、エージェントの方も私の言い分は承服できないらしかった。仕方がないので、その時はそのエージェントに就職の斡旋をお願いするのは諦めた。
ほかの人材紹介会社は、応募のときには現在の勤務先は伏せるが、面接になったら勤務先を明かすというやり方を採用していた。それなら納得がいく。まあ、一番良いのは面接が終わる最後まで現在の勤務先を伏せておきたいが、この問題については求職者の側も妥協しなければいけないということなのだろう。
まとめ
以上が就業中に転職活動をするときのいくつかのポイントであった。最も大切なのは肚をくくることである。次の転職先が決まっていて、現在の職場を去るときの清々しさは最高のモノである。皆さんがうまく綱渡りすることを祈っている。
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