一方的に面接官がしゃべり、聞き役になったが内定が取れたときに考えるべきこと

一方的に面接官が喋り聞き役になったが内定が取れた時に考えるべきこと

ここではタイ現地採用に限らず、一般的な面接でも応用できる注意点というものを紹介したい。

 

企業の面接を受けていて、面接官が一方的に喋って(社長やMDであることが多い)、受験者である自分は終始一貫して聞き役になっていた、、、ということは無いだろうか?

 

面接官が自社に相当な自信を持っていて、話好きな人にこういう面接のパターンがあてはまりそうだ。

 

受験者としては、面接官がペラペラと喋ってくれて、自分は一言も発言しないで「ふんふん」と聞いているだけなので、ある意味、すごく楽ちんではある。下手なことを言ってボロを出す心配が無いからである。

 

だが、面接スタートから最後の最後までほとんど発言する機会が無かったとしたら、それはそれで考え物だ。内定が出ても注意した方がいい。

 

受験者であるこちらが確認したいことを質問によって確認できていないからである。あるいは、入社後に「企業が社員にやってほしい仕事」と、「受験者が頭の中で想像している入社後にやるべき仕事」の内容が一致していないのが一番怖い。

 

肝心なのが仕事内容に対する詰めであり、そこがあいまいだと、せっかく入社できても仕事そのものをこなせないような事態が生じてくる。

 

面接で確認しておいた方が良いことは以下のような事柄だ。

 

  • 具体的な仕事内容
  • 上司は誰になるか
  • 自分の仕事はどういう風に評価されるか

 

ある程度の訓練期間として企業側が転職者の低いパフォーマンスを大目に見てくれればいいが、即戦力を求められるような企業に入ってしまったら、試用期間で解雇されることもありうることは可能性として知っておいたほうがいい。

 

中には、面接の途中でもうすでに面接官から歓迎ムードで内定を示唆してくれるようなケースもある。志望意欲が強い企業だったらなおさら、受験者としては「余計なことは口にしないで面接をさっさと終わらせてもらおう」などと考えてしまうかもしれない。

 

そういうときにこそ、一旦喜びは抑えて企業に対して冷静に「聞きたいこと」、「確認したいこと」について質問をしておいたほうがいい。

 

あと先にあげたことと別の視点からの話になるが、「一方的に面接官の話を聞くだけで終わった面接」というのは、企業に面接で落ちたかもしれないというひとつの指標にも出来る。

 

多くの面接のケースというのは、面接官と受験者の言葉のやり取りになるのが普通であり、どちらかが一方的に話すことはあまりない。

 

面接官が一方的に喋って終わる面接は、悪い見方をすれば、応募者に対して興味が無いことの現れでもある。「一方的に聞き役になってしまった面接」というのをそういう風に捉え、転職活動の反省材料にすることもできる。