会社でやる事が無い状態にもステージがある
会社に行ってもやる事が無い。自分の仕事のミッションがよくわからない。上司も仕事の指示をしてくれないで放置状態。そんな経験はないだろうか。
そんな状態が続けば遅かれ早かれ社内ニートになる可能性は多いにある。
「会社でやる事が無い」というのは、考え方を変えればそれをチャンスにすることも出来る。上司や同僚の目を盗んで資格試験の勉強に励んだり、読書したり、その他様々な勉強をすることができるだろう。
一口に社内ニートといってもステージがあると思う。
例えば、試用期間中における上司の自分に対する態度によっては、「試用期間内でクビになる可能性」というのも視野に入れて行動しなければならないだろう。上司から放置プレーにされていると感じたら要注意である。
試用期間後も継続して雇ってもらえるかどうかというのは、自分では操作出来ない事柄である。すべて雇用主の意向次第である。とくに、タイで働いた場合というのは日本と違って日系企業であっても、「クビにするしない」という話については割とドライだ。
私は前にタイローカル企業に勤めていたときには、「自分は社長に好かれていないかもしれない、多分クビになるな」と直観して、すぐさま転職活動をした。外回りの営業に出かけるフリをしながら面接に行って内定を獲得したのだ。
さて、もうひとつの社内ニートのステージというのは、正社員になっていてなおかつ社内でやる事が無いという状態である。
正社員としての身分を保証されているから、思う存分「内職」に打ち込めるということだ。前述の試用期間内での社内ニートと違って、気分にも余裕があると思うのだ。
とはいえ、正社員の社内ニートというのは、仕事をバリバリとこなしたい、出世したいという考えの人にとっては相当苦しいものがあるかもしれない。
そこで社内ニートの状態を甘んじて受け入れるためには、相当な価値観の大転換が必要なのである。
社内ニートである自分を苦境とみなすか、チャンスと捉えるかは自分次第である。