タイの会社を退職したら英文の在職証明書を発行してもらう
タイの会社を転職するとき、あるいはこれからタイの会社に入社するというときに必要になるのが、この英文の在職証明書である。これはワークパーミット(労働許可証)を取得するために必要な書類である。
在職証明書はそれまで勤めていたすべての会社から発行してもらうのがよいとされている。ただ、筆者の場合、過去に勤めていたタイローカル企業で、在職証明書を発行してくれないことがあった。そのときの体験をここで皆さんと共有できればと思う。
私はそのタイローカル企業を試用期間中に辞めたのだが、おそらくその会社は私への嫌がらせのために在職証明書を発行しなかったのだろう。非常にブラックな体質をもったオーナー企業であった。日本では近年増々、法令遵守にはうるさくなってきているが、中小のタイローカル企業などはまだまだ人治主義がまかり通っている。
その会社が在職証明書を発行してくれないことに関しては私自身もかなり焦った。書類が揃わなかったら、次にタイで転職した会社でワークパーミットが得られないではないかという不安が生まれたのだ。
自分では情報が不足していて判断がつかなかったので、私はビザコンサルティングについて詳しい会社の人に相談してみた。すると、、、
「労働者が退職した後に、タイの会社に在職証明書の発行の義務は無い。法律による縛りは無く、あくまで会社側の任意」
ということであった。
そのタイローカル企業での在職証明書は無い状態で、次に勤めた会社でワークパーミット申請にのぞんだが、結果問題無くワークパーミットをもらうことが出来た。
あまり大きな問題でも無いが、上記の情報を知らなかった当時の私はかなり焦ったし、ここでの記事が似たような問題に打ち当たった人の何らかの役に立てばと思う。
さきにも書いたが、タイで分からないことがあった場合、コンサルティング会社に相談をすると問題解決がスムーズに行く事も多い。ネットの情報だけではタイの複雑怪奇でなおかつ頻繁に変更される法規則に対応できないこともあるからだ。